Science
Health
80歳を超えてもほとんど記憶力が衰えない。スーパーエイジャーの脳の構造が明らかに
80歳を超えてなお50〜60代と同等の記憶力をもつ「スーパーエイジャー」と呼ばれる人がいる。その脳には加齢による萎縮が極めて少ないばかりか、アルツハイマー病に関する特別な耐性が備わっていることが、最新の研究でわかった。
By Ritsuko Kawai

Science
左利きの人は競争心が強い:研究結果
左利きの人は常に一定数存在するが少数派だ。なのになぜ左利きは淘汰されないのか? 進化の法則に反するように見えるこの現象には少数派ならではの優位性があるらしい。
By Javier Carbajal

Science
「ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡」について知っておくべきこと
米航空宇宙局(NASA)のナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡が、早ければ2026年9月初旬にも打ち上げられる。この次世代宇宙望遠鏡は、いかにしてダークエネルギーやダークマターの謎に挑むのか。
By Shigeyuki Hando

Science
戦争が環境に残す「見えない傷」
有害な煙や石油流出から、二酸化炭素などの排出、土壌汚染、生態系の破壊まで──戦争は環境を深く傷つける。そしてその影響は、戦闘が終わった後も長く残り続ける。
By Chris Hamill-Stewart、Ruchi Kumar

Science
コーヒーが腸と脳を通じて、気分やストレスの感じ方に影響を与える可能性:研究結果
新たな研究で、コーヒーが腸内微生物叢に影響を与え、気分やストレスの感じ方にも変化をもたらす可能性が示された。こうした変化の一部は、カフェインレスでもみられたという。
By Javier Carbajal

Science
最古のタコは全長19mの巨大な頂点捕食者だった:研究結果
白亜紀の海に生息した最古のタコが、最大で全長19mに達する巨大な頂点捕食者だった可能性が明らかになった。強靭な顎で硬い獲物を噛み砕いていただけでなく、高度な認知能力の存在を示唆する証拠も見つかったという。
By Ritsuko Kawai

Science
同じ測り方をしても形が違う“ドーナツ”のペアが、150年以上にわたる幾何学の定説を覆した
同じ「距離の測り方」と「曲がり方」をもつなら、曲面の形はひとつに決まるのか──。150年以上前から続いてきた幾何学の問いに、ついに明確な反例が示された。これらの条件が同じでありながら、3次元空間では重ね合わせられない2つの“ドーナツ”状の曲面が初めて示されたのだ。
By Ritsuko Kawai

Science
科学探査船タラ号──8年ぶりの寄港が映し出す、海と生命の連関
20年以上にわたり、世界各地を航海してきた科学探査船タラ号。東京寄港の先に見据える新たなプロジェクトとは?
By ERINA ANSCOMB

Science
うつ病治療の脳インプラント、FDAが臨床試験を承認。BCIがメンタルヘルス領域へ
まひのある人の意思疎通支援で注目されてきたBCIの活用が、メンタルヘルス領域にも広がり始めている。Motif Neurotechは、薬が効きにくいうつ病を対象とした脳インプラントで初の臨床試験に入る。
By EMILY MULLIN

Science
自然環境の“コカイン汚染”はサケの行動を変える:研究結果
人間活動に由来する薬物は自然環境に流入し、そこに生きる生物に影響を及ぼしている。コカインおよびその代謝物に曝露された野生の魚は、実験室での観察と同様、通常とは異なる行動を示すことが新たな研究で確認された。
By Marta Musso

Science
ヒト精子の体外形成と胚作製に成功と主張──米スタートアップPaterna Biosciences
米スタートアップPaterna Biosciencesは、精子幹細胞を成熟した精子へと導く条件を特定し、その精子を用いて胚の作製に成功したと主張している。男性不妊の新たな治療法につながる可能性がある。
By EMILY MULLIN

Science
思考を読み取るニット帽──Sabiの“かぶる”BCIが目指す未来
多くのBCIは外科手術による埋め込みが必要だが、カリフォルニアのスタートアップであるSabiは、かぶるだけで思考をテキストに変換できるウェアラブルデバイスを開発している。
By EMILY MULLIN

SZ MEMBERSHIP
あの人はなぜ4時間の睡眠で足りるのか──ショートスリーパーの謎を探る
ショートスリーパーとは、短時間の睡眠でも健康上の影響がまったく現れない人々のことだ。人口比では1%に満たない存在でもある。
By SHAYLA LOVE

Science
嵐の日に森は“光って”いた! コロナ放電の観測に自然界で初めて成功
雷雨のときに樹木の葉の先端が発光するコロナ放電と呼ばれる現象を屋外で観測することに、このほど米国の研究チームが初めて成功した。嵐の日には森が光るという理論的な予測が、直接的な証拠によって裏付けられたことになる。
By Ritsuko Kawai
Science
北海に沈んだ大地「ドッガーランド」が、氷期の森で人類を育んでいたかもしれない
北海の海底に眠る古代の陸塊に、定説より何千年も前から温帯の森林が広がっていたことがわかった。この失われた大地は、氷期における植物や動物の避難場所として機能することで、先史時代の人々を支えていた可能性が高いという。
By Ritsuko Kawai

Science
月面原子炉へ動き出す米政府──実行計画を提示
ホワイトハウスは、NASAが国防総省およびエネルギー省と連携し、軌道上と月面で原子炉の導入を進める方針を示した。宇宙原子力の実用化に向けた政府主導の枠組みが動き出した。
By Jorge Garay
SZ MEMBERSHIP
科学を変えたAlphaFold、衝撃デビューからの5年と次なるターゲット
生物学と化学のあり方を根底から変え、ノーベル賞を受賞した研究プロジェクトの意義とその未来について、DeepMindのAI for Science部門創設者が『WIRED』に語った。
By Sandro Iannaccone
Health
抹茶が花粉症のくしゃみを和らげる? アレルギー疾患への意外な作用
花粉症の辛い鼻炎を和らげるために、抹茶が役立つかもしれない。広島大学の研究グループが発表した研究成果によると、アレルギー性鼻炎によるくしゃみが抹茶の投与で大幅に抑制されたというのだ。
By Kazuya Nagao
Science
あらゆるものになる可能性を秘めた「無」──零点エネルギーの謎
どんな箱の中身も完全に空にすることはできない。なぜか? 何もないところにも「エネルギー」があるからだ。
By George Musser

Science
キノコは菌糸を通して“会話”している:研究結果
東北大学の研究チームが、キノコが菌糸ネットワークを通じて情報伝達している様子を捉えることに成功した。生物コンピューターへの応用など、菌類がもつテクノロジーとしての可能性を大きく広げるかもしれない。
By Sanae Akiyama
Science
自由に選べるときも選択の余地がないときも、脳は同じメカニズムで意思決定している:研究結果
自由に選べるときと選択肢がひとつしかないときとでは、意思決定の感覚はまったく異なる。だが、どちらの意思決定も脳内では同じメカニズムによって実行されていることが、このほど最新の研究で初めて示された。
By Ritsuko Kawai

Science
辺境の数学「無限集合」と「コンピューター科学」の新たな架け橋
記述集合論の研究者たちは、無限というニッチな数学問題がアルゴリズムという具体的な言語で書き換えられる事実を証明した。
By Joseph Howlett

Science
停戦なき海──ホルムズ海峡の海洋生物が直面する危機
米国とイランが2週間の停戦に合意していても、ホルムズ海峡の海洋生物の危機は終わらない。機雷や騒音、汚染が水面下で、生態系を静かに脅かし続けている。
By Evangeline Elsa

Science
“ロボット犬”が宇宙進出? 惑星探査を効率化する潜在能力が明らかに
人間の介入を最小限に抑えた四足歩行の“ロボット犬”を火星と月を模した実験室で動かし、岩石を調べて鉱物の種類を特定することに成功した。通信遅延という根本的な制約を抱える惑星探査のあり方を大きく変えるかもしれない。
By Ritsuko Kawai
Science
フライドポテトがヘルシーに? 食感を保ちつつ油を減らす方法を研究者ら報告
カリッとした食感を損なわずに、油の量を控えたフライドポテトはつくれるのか。イリノイ大学の研究チームが、新たな可能性を示した。
By Marta Musso

SZ MEMBERSHIP
太陽系の最果て、カイパーベルトの謎を解明する
次世代望遠鏡による太陽系最果ての領域「カイパーベルト」のマッピングが進み、天文学者たちは未知の天体や謎めいた構造、太陽系の誕生期を解き明かす手がかりを発見しつつある。
By Becky Ferreira

Science
「アルテミスII」の宇宙船が捉えた美しい瞬間の数々
月周回ミッション「アルテミスII」の有人宇宙船「オリオン」が、約10日間の旅を終えて地球に帰還した。その過程で撮影されたミッションの様子について、画像や動画で振り返っていこう。
By Shigeyuki Hando

Science
世界最小のQRコードが、データ保存の常識を根底から覆す
電子顕微鏡でしか読み取れない世界最小のQRコードが、このほど発表された。セラミック素材に刻むことも実現したことで、情報を数千年単位で保存できる可能性を秘めている。
By Ritsuko Kawai

Science
「アルテミスII」の地球帰還をライブで見るには
アルテミスIIミッションの宇宙飛行士たちは、月の裏側を回る飛行を含むオリオン宇宙船での約10日間の旅を終え、地球へ帰還する。日本時間の4月11日午前、太平洋に着水する予定だ。
By Jorge Garay
Science
生成AIを使った勉強は、知識の定着を妨げる:研究結果
教育現場における生成AIの普及が急速に進むなか、ChatGPTを使って勉強した学生はテストの点数が低い傾向にあることが、ランダム化比較試験で明らかになった。AIが長期的な知識の定着を根本から妨げている可能性があるという。
By Ritsuko Kawai

Science
月の謎はどこまで解けるのか──アルテミス計画が挑む5つの問い
「アルテミスII」の宇宙船が月の裏側を飛行した。NASAはアルテミス計画を通じて、月の起源や水の量、内部構造など、半世紀越しの謎を解き明かそうとしている。
By Jorge Garay

Science
いかにして蚊は人間を見つけて狙うのか?
蚊が人間を探し当てるメカニズムを定量的に解明することに、このほど米国の研究チームが成功した。奇妙な実験に基づく膨大な飛行データから数理モデルが導き出され、いかにして蚊が人間を標的にするのかが明らかになってきたのだ。
By Ritsuko Kawai

Science
「アルテミスII」が捉えた、月の裏側の鮮明な姿
アルテミスIIが、約7,000kmの距離から捉えた月の画像をNASAが公開した。月面のディテールがかつてない精度で明らかになるとともに、宇宙飛行士たちは地球への帰還航行に入っている。
By Jorge Garay

Science
脳を“再配線”するインプラント──脳卒中患者の握力回復を目指す
Epia Neuroは、脳インプラントと電動グローブを組み合わせ、脳卒中患者が自分の手を再び動かせるようになることを目指す新技術を開発している。神経可塑性の仕組みに基づく、リハビリ的なアプローチだ。
By EMILY MULLIN
Health
わずか数分の「息が上がるほどの活動」が重大疾患のリスクを下げる:研究結果
「運動」は時間や総量が重要ではなく、生活における短時間の高強度な動きだけでも心疾患や認知症などのリスクを下げる効果が期待できる──。そんな研究結果が発表された。
By Teruyuki Hayakawa
Science
南極の地下に存在する“重力の穴”、その謎が解き明かされてきた
地球上で最も重力が弱い場所が形成された過程を、米国とフランスの国際研究チームが解明した。数千万年にわたって地球深部で繰り広げられてきた力のせめぎ合いが、南極の氷床形成とも関係している可能性があるという。
By Ritsuko Kawai

Science
最適解を求めるアルゴリズムを最適化する方法が見つかる
効率のよさを求めるロジスティクスやサプライチェーンにおいて、最適解を求めるために用いられるアルゴリズムのシンプレックス法。先端的な研究が、さらなる成果を上げている。
By Steve Nadis

Science
脳インプラントで作曲する男性が語る、BCIが「楽しさ」で進化する理由
事故で四肢まひとなったゲイレン・バックウォルターは、脳に埋め込まれたチップを使い、「思考」だけで作曲に挑んでいる。BCI技術が成功するには、使う体験そのものの魅力が不可欠だと彼は指摘する。
By EMILY MULLIN
Health
アルツハイマー病の“兆候”は、10年以上も前に現れている:研究結果
患者がアルツハイマー病と診断される10年以上も前から、その“兆候”が別の症状として現れていることが大規模な最新研究から明らかになった。いったいどんな症状が兆候になりうるのか。
By Ritsuko Kawai
Health
AIセラピストは“倫理”を守れない? 浮上した15の深刻なリスク
メンタルヘルスの悩みをチャットボットに打ち明ける人が急増しているが、AIは人間のセラピストと同等の倫理基準を満たすことが困難であると専門家は指摘する。18カ月間の分析からは、15の深刻なリスクが浮き彫りになってきた。
By Ritsuko Kawai

Science
初めて見つかった「道具を使うウシ」が意味すること
ウシが道具を使うだけでなく、使い方まで変えられることが、実験を通して初めて確認された。家畜の知性に関する常識を根本から問い直す発見として注目されている。
By Ritsuko Kawai